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夏は異物の誤飲に注意 [病気について]

ワンちゃんが、串を食べた、お金を食べた、プラスチックのおもちゃを食べた、ビー玉を食べた、釣り針を食べたなどの誤飲症例が増えている気がします。
食べても害のないものであれば良いのですが、消化できないようなもの、丸い物、長いものなどは、腸に詰まってしまい手術になる事も少なくありません。

本院では、食べた直後で吐き出せるようなものであればまずお薬で吐かせます。とても刺激の少ない薬を使いますので吐かせてもその後調子を崩すようなことはないので、これで済めばラッキーです。
次に、吐き出せないような物や時間がたっているが胃の中にあるものであれば、内視鏡で取り出します。全身麻酔は必要ですが、どこも切る必要がないので麻酔がさめればすぐに帰れます。これもラッキーな方ですね。
最後は腸まで進んで詰まったものはお腹を開けるしかありません。最低三日は入院が必要になるでしょう。

夏はお祭りやイベントが多いためか、トウモロコシの芯、竹串、スーパーボール、桃の種などを腸に詰まらせてしまう機会が増えます。くれぐれもご注意ください。

ツバメ、第二陣! [お知らせ]

本院の入り口にツバメが巣を作り、巣立っていった話を書きましたが、今年はもう一か所、2階のベランダにももう一つ巣ができていました。ツバメの子育ては2シーズンあるようですが、第2弾は二階でひっそりと行われていました。知らずに進んでいたこともあり、残念ながら2匹は巣から落ちて亡くなっていたのですが、残りの3羽は元気に育ち、巣立っていきました。うちの建物はツバメが巣を作りやすいような換気扇の出っ張りが多くあるので、これからも増えていくのでは??とうれしいような、もう充分ですと断りたいような、複雑な気持ちです。

諦めなくてよかった話 [病気について]

本日退院するワンちゃんの話です。

食欲がなくなり、下痢やおう吐があるとのことで来院した子ですが、お腹の中に大きな腫瘍がみつかりました。CTなどの検査をした結果、腫瘍は腸管から発生している可能性が高く、大きさもバレーボールくらいの大きさに成長していました。切除不可能な場所での発生や大事な血管を巻き込んでいる可能性もあり、手術でとれるかとれないか、50%50%(むしろ取れない可能性のが高いと推測されました)というような状況を飼い主様にお話しました。wada mac2-P0001.jpg

手術で治ると分かっていれば多くの飼い主様は手術を選択するでしょう。しかし、手術してみないと取れるのか、取れずにお腹を閉じるだけになるのか分からないという状況では、多くの飼い主様は迷われ、手術を選択しない方も多くいらっしゃいます。wada mac2-P0002.jpg

そのような状況の中で、手術を選択し、結果として無事に切除することができました。腸から発生した腫瘍は、腸に穴をあけ、便がお腹の中に漏れ出して腹膜炎を起こし始めている状況でした。本日元気に飼い主さんと帰る姿をみて、手術の決断をしてくれた飼い主さんに本当に感謝しながらお見送りしました。

切除できずに閉腹しなければならない子も当然いるのですが、今回のようにとても大きな腫瘍であっても、獣医師も飼い主も諦めずに治療にあたることは大事だと改めて感じることとなりました。


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