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学会やセミナーへの参加 [お知らせ]

先日の土曜日は、日本臨床医学フォーラムという大きなセミナーに参加してきました。

全国の獣医師が集まり、10以上の会場で行われる様々なセミナーの中から自分が興味のある会場に参加するというようなものです。

朝9時から始まり、様々な話を聞きましたが、最終的には夜の9時までセミナーは続きました。

とても有意義な内容も多く、やはりこういう会への参加は重要です。

本当は金曜、土曜、日曜と3日間あるのですが、3日も病院を閉められませんので、1日だけ参加してきました。

どの職種もそうでしょうが、獣医の世界も日進月歩で、毎年新しい発展があります。

今の自分の知識や技術では分からない、治せない病気でも、新しい知識や情報を得ることで治療が可能になる病気もあります。

できる限り最良の医療が提供できるよう、年に数回はこのような会に参加する必要があります。

できるだけ事前の告知は徹底して行っているつもりですが、患者さんにはご不便をおかけすることには違いがありませんので、ご理解をお願いいたします。

シルバーウィーク [プライベート]

皆さんは、秋の連休をいかがお過ごしになったのでしょうか?

本院は定休日を含めた2連休があったので、妻の実家である三重に少しだけ行ってきました。

渋滞は覚悟の上であったのですが、想定以上の混み具合でした。

我が家には、暴れん坊のチビ達がいるので、新幹線に乗るものも、バスに乗るのも気が進みません。

車なら出かけてもいいかな、と思うのですがさすがに三重から秦野までの約9時間はやはり大変でした。

高速代の割引はうれしいですが、その代償にこの渋滞かと思うと得したのか損したのか分からなくなります。

職業柄、チビ達ともあまり遊んであげられないのでたまには出かけて、とも思うのですがしばらく遠出は勘弁してほしいですね。

その昔、大学時代に四国まで車で出かけたのですが、渋滞渋滞で24時間かかった経験があります。あの時を考えるとまだましなのですが、あの時ほど若くもないおっさんになった自分には今回くらいが限界かなあと、自分の年齢を考えさせられた連休でした。

門脈シャントってご存知ですか [病気について]

門脈シャントという病気を皆さんはご存知でしょうか?

胃や腸などから肝臓につながる門脈という大きな血管があります。胃や腸などで吸収された栄養や老廃物を肝臓に運ぶ血管なのですが、この門脈に生まれつき異常な血管(シャント血管)が形成されてしまったために肝臓に血液がうまく流れないのかこの病気です。

そのため、肝臓に栄養が流れないために、肝臓は小さく、体全体も小さい子がほとんどです。また、肝臓で代謝されるはずの老廃物も肝臓に流れず全身循環中にたまってしまい、肝性脳症と呼ばれる異常行動などを起こすこともあります。

先日この病気の子犬が来院しました。
とは言っても飼い主さんのおうちに貰われて来たので、まずはフィラリア予防をということでの来院でした。
しかし、あまりに体が小さい!元気や食欲に問題ないとのことですが、あまりに小さい!
ということで、避妊手術も考えていることもあり、血液検査をしましょうねと話していたのですが、検査に至る前に肝性脳症を起こし入院することになりそこで門脈シャントという病気が発見されました。

pss001.jpgこの病気は、ほとんどが生まれつき(先天性)のもので多くの場合は子犬で発見されます。
異常な血管がある限り内科治療では治ることはありません。

飼い主さんも非常に迷われましたが、手術で異常な血管を探し、その血管を遮断する手術をすることになりました。

手術は昨日行われ、開腹するとやはり大きなシャント血管が胃の裏側にありました。

まずはその異常血管を遮断して造影剤というレントゲンに映る液体を流しちゃんと肝臓に血液が流れるか確認します。




openclosed2[1].jpgその後、この子はいきなり異常血管を遮断する事には適さない状態でしたので、アメロイドリングと呼ばれる特殊なリングを設置しました。このリングは体の中でゆっくり膨張することで徐々に血管を塞いでくれるため、急速な血圧の変化を起こさずマイルドに血管をふさいで行ってくれます。

pss002.jpg

無事に手術を終えてこれで正常な血流になってくれます。後はその血流に肝臓がしっかり耐えてくれれば元気に一生を全うできるはず。

がんばれ肝臓!!



子犬を飼い始めた方、他の子よりもあまりに体が小さかったり、行動がなんかおかしかったり、そんな時は必ず病院を受診してみて下さい。早期発見がとても大事な病気です。
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